「買戻特約」に出くわす！

最近、工場立地を計画されている法人より立地情報の提供依頼を承り複数の候補先より、依頼者目的に沿った 魅力的な土地に絞り込み地権者交渉を繰り返した結果、双方の条件も合致し土地利用を進めることとなりました。そこで、行政調査を進めるなかで地権者側の登記簿に一抹の不安を感じる文字がありました。「買戻特約」で明治の時代に登記され、抹消するのに多くの相続人を探し協力いただく事に不安がよぎりました。そんな矢先、不動産登記制度の見直しとした記事を目にし、早速、法務局に出向き内容確認を行いました。「買戻特約等の抹消手続きの簡略化」が令和５年４月１日施行されるというものでした。主なポイントは、契約日から１０年を経過したときは、所在等不明でなくても、単独で買戻特約の登記の抹消を申請できるのです。本当に助かったなと感じた次第です。